家庭裁判所の機能充実

 家庭裁判所で行われる法的手続き

 家庭裁判所家事事件少年事件を扱います。白黒で決着をつけるというよりは問題の原因(家庭事情、社会事情など)を探り、妥当な解決策を見つけようとする制度です。家事審判・調停、少年審判は、訴訟手続きではないため、非公開で行われます。

  家事審判・調停
    離婚、相続、認知、養育費、養子縁組など家事事件を扱います。

  少年審判
    少年事件を扱います。



司法改革の動き

 「人事訴訟法案」は、

@ 人事訴訟の第一審の管轄を家庭裁判所にする

  従来 家事調停(家裁)→不成立→人事訴訟(地裁)→・・
    
  今後 家事調停(家裁)→不成立→人事訴訟(家裁)→・・

A 離婚訴訟における親権者の指定や養育費、財産分与等の
  申立てについて、家庭裁判所調査官の調査を活用する

B人事訴訟の審理において、参与員の意見を聞くことができる
    〜国民の司法参加〜


C訴訟上の和解による離婚を可能にする

としています。